学生生活終了→就活という、これほどわかりやすい人生のターニングポイントもないので、今の時点での考えをスナップショット的にまとめておくことにする。
環境の変化
大学院生としての生活を終え、社会人としての生活を始めるとなると、やはり最も大きく変わるのは、自分を取り巻く環境だ。
まず就職による環境変化では、
- 生活リズムが整う
- 金銭的な余裕が生じる
- 人とのコミュニケーションがある
この三つが大きなメリットだと感じている。怠惰な大学院生活を通じ、これら3つは簡単に失われるし、どれも欠かすと心身の健康に悪影響を及ぼすことを学んだ。
逆に懸念としては、仕事に時間的な自由や余裕を奪われる可能性があること、くらいだ。大卒で就職したのち、厳しい感じになっている知り合いを見るに、その原因は、時間や心の余裕が失われたことに集約される気がする。いずれも、心身の健康に悪影響を及ぼすので、そうならないようにしたい。(そうならなそうな会社を選んだはずなので多分大丈夫)
Someone's sitting in the shade today, because someone planted a tree long time ago.
今日休める日陰があるのは、ずっと昔に誰かが木を植えたからだ
~Warren Edward Buffett~
どのような環境に身を置くか、は極めて重要なことだと考えている。環境は生活を作り確実に人を変化させる。良い突然変異を自身にもたらし得るような、様々な"機会"も、その発生確率は環境依存によるところが多分にあるだろう。
そして環境を選ぶことや、環境を整備することは、自分で少しずつやるしかない。
仕事・家・対人関係。QoL直結なこの3つの環境を、なるべく良いものにする努力を続けたい。(習慣化等)
変化してないこと
環境が変化していく中で、変わってないこともある。
幼少期から、パソコンでなんか作ることと写真を撮ってネットに上げることは、趣味の2本柱で、続けようと意識しなくてもなんとなく今まで続いてきた。そしてこのバッググランドが専門とする学問や就職の方向性を決め、最終的に今回就職する会社を決める理由になった。具体的にどんなことをしてきたかを軽く振り返る(写真については今回はあまり関係ないので触れない)。
小学6年生〜中3くらいまでは撮った写真を公開するための自分のウェブサイトをhtmlで作ってた。中3ではopenBVEの路線データを作ったり、100ページ超えの部の機関紙のDTPデザインとオペレートをしたりしていた。大学2, 4年ではInDesignを使って、新歓用のガイドブックと、趣味活動のフォトブックを作った。
そんな中で創作ツールの一つとして、大学4年でプログラミングを始めた。
また、創作物において見た目は非常に重要であるが、それがシステムとなると、ユーザーとのインタフェースとしても重要になってくる。
そこで、大学院では、HCI分野を研究し、ユーザー心理学の知見に基づく新たなインタフェースの提案と設計、実装からユーザビリティテストまでを一通りやった。
さらに、最近では何かを作る上で、それがどのような価値を生み出すのか、どのようにしたら価値を最大化できるのか、なんてことも考え出して活動をした。大学院の間やっていた個人開発プロジェクトLeteroでは、Webサービスの企画から実装までを通して、ビジネスモデルキャンバスから実装すべき機能を割り出したり、ユーザー心理学からインタフェースを設計したりした。
会社でやりたいことが必ずできるとは思ってないが、これまでの経歴や経験からある程度やりたいこと(探究心を持って継続的に取り組めそうなこと)をやっていきたい。