AR kit で顔面キャスアプリを作る (その0 なんで作るのか)
今回から、1つのアプリを作る過程を、0の状態から完成まで、何回かに分けて記事を投稿していきます。
今回はまだ実装には入らず、前提の確認です。ちょうど卒論に時期で、頭が卒論になってるので、見出しが論文っぽくなってますが、まあ分かりやすいのでいいとしましょう。
お題
AR kit の FaceTrackingConfigurationを使ったVR顔面キャスティングアプリを作る
ツイキャスのAnimoji版というと分かりやすい…?
iPhone Xから搭載され始めたインカメのデプスカメラ、これを使った何か面白いアプリを作ってみようと思います。ただ作ってる間に違う方向にいくことは十分ありえます。
完成予想図を描いてみる
私の場合、新しいプロジェクトを始めるときは、必ず頭の中にあるイメージを形にして残します。ここではとりあえず、完成予想図みたいなのを描きます。
背景には…
デプスカメラのユビキタス化
AppleがARに本腰いれてるあたり、今後のiPhoneにもおそらくデプスカメラはついてくると思ってます。携帯電話にカメラ機能が付き誰でもどこでも写真が撮れるようになったと同じように、誰でもどこでも手軽にデプスカメラが使える時代が来てるのです。
AR,VRプラットフォームの拡大
YouTubeやInstagram、TikTok等の現在流行ってるメディアの媒体は二次元の画像か動画です。しかし、それは手軽に写真や動画を撮って加工してネットに上げてみんなと共有できるスマホという手段(プラットフォーム)が広がったからです。AR, VRの世界では今そのようなプラットフォーム作りがiPhone Xのような端末やAR kit, AR Core, VRM...etcによってまさに行われているところだと思います。
大事な目的
AR kit ともっと仲良くなろう
AR kitにはImageTrackingを使ったアプリ制作でお世話になりました。
従来使用していたjunaioのmetaioSDKと比べると、恐ろしいほど高精度でトラッキングするので、驚きました。この記事を書いた後、ARマーカーとなる画像と、表示するコンテンツをサーバー上から引っ張ってくるアプリが完成しました。サーバー上にアップロードすることで、アプリを更新しなくても手軽にARマーカーとコンテンツを追加できるのが利点となりました。
そして今回、せっかくなら他のTracking Configurationも使ってみたいというのが目的の一つになります。
開発記録を残そう
残しましょう。そして人に見せましょう。
目的意識・着地点(ゴール)を見失わずに開発を進める
スタートと現時点までの過程を忘れないようにする
せっかく始めたのに、途中で詰まった時に「いいやw」ってならないため、モチベーション維持のために大事です。
あと、目的達成がゴールになってる道があったとして、私は曲がり角となるところや、気になった箇所、悩んだ箇所を重点的に記録します。また同じところでスタックし解決法を探る可能性が高いからです。自分の勉強のためでもあります。
とりあえず今回はこの辺で。